●●●2010年10月12日(火)〜22日(金)に東京丸の内の「円鳥洞画廊」にて個展を行います。●●●
詳細は追って当HPにてお知らせいたします。
会期 2010年10月12日(火)〜22日(金)会期中無休
開催時間 午前11時〜午後6時
会場 円鳥洞画廊
アクセス 〒100−0005 東京都千代田区丸の内3−3−1 新東京ビル2階
お問い合わせ 03−3215−5655(画廊直通)
●2008年11月24日〜11月30日東京セントラル美術館にて和田義彦展が開催されました。
■Thanks for coming to Yoshihiko Wada Exhibition(Tokyo Central Museum on Nov.24-30,2008)
和田義彦氏再起個展に寄せて
森 村 誠 一
和田義彦氏の西洋古典絵画を踏まえたエネルギッシュで重厚な作品は、日本絵画を見なれた人は消化不良を起こしそうなほどの迫力がある。
カンバスという二次元の平面に限定された和田作品の底知れぬ深さや、深海から噴き昇る燃える岩礁のようなダイナミズムは、一体どこからくるのか。奔騰する色彩と、洪水のようにひたひたと迫る圧倒的なパワーは、絵画の素養のない者にも肉薄してくる。
和田作品に描かれた人間群像や動物(主として犬)など、それぞれの存在を重厚に描き、そして人生につきまとう喜怒哀楽、明と暗、孤独と虚無、恐怖、不条理、エロス、生と死などを生臭く、ドラマティックに表現する。
私は和田作品から何度も小説のヒントを得た。和田作品には人生の時間と人間存在の根源的なエッセンスが煮つめられているように、私には映る。
和田義彦氏に降って湧いたような事件は、まだ耳目に新しい。真生の作者と名乗って現われたイタリアの画家は、和田氏と親交があり、その個展に際して祝辞を寄せていた。その画家が突如、和田氏の作品に対して自分の作品に酷似しているとクレームをつけてきた。
二人の間にどのような経緯があったのか、私は知らないが、構図は似ていても、色彩感覚、パワー、登場人物の繊細な表情、香り、物語性などがまったくちがうとおもった。
だが、事件は和田氏にとって不利に展開し、マスコミに袋叩きにされた。この不幸な事件を乗り越えての初の個展は、和田義彦の復活である。
絵画に限らず、本来、創作は一作一作が一期一会の作品であり、前作を超えなければならない。青天の霹靂のような事件を乗り越えての和田作品は、「天と地」の大作を含め、出品予定総数約八十点を集めて、和田作品の新世界を開くにちがいない。
およそ創作物の価値は、その作品のみによって問われる。作者や作品制作の経緯などは、作品さえよければどうでもよいという世界である。
作品は作者が生み出すものであるが、作品として生まれた瞬間から独自の生命を持つ。
優れた作品ほど、その生命と独立性が強く、作者を切り離してしまう。そして、作品が作者を離れて独り歩きして行くことが、作者の栄光なのである。
和田氏の不幸な事件を契機にして、前作をすべて否定し、圧倒するような新しい作品が誕生するであろう。私にはその生命の息吹が感じられる。
和田義彦の新作個展は、あらゆる可能性を伴う予感に満ちた空間となるであろう。
(もりむら・せいいち/小説家)
●過去の主な展覧会
【ドラマとポエジーの画家―和田義彦展】
三重県立美術館、渋谷区松涛美術館、茨城県つくば美術館
(2005年4月〜12月)
【NHKハート展 出品】
(2005年)
【両洋の眼―新美術主義の画家たち展 出品】
(2000年〜2005年、2004年河北倫明賞受賞)
【国画会展 出品】
(1966年〜1971年、1978年〜2004年)
【個展】
・東京・名古屋日動画廊 (1992、1993、1998、2001年)
・名古屋ギャルリーメチエ(和田義彦この十年の歩み展Part�.1990年、Part�.1991年)
・東京自由が丘、一誠堂画廊(1984年)
・東京日本橋高島屋・名古屋丸栄スカイル(1983年)
【和田義彦、新作と森村誠一著作のための原画】
東京・名古屋日動画廊 (2001年)
【和田義彦挿絵原画展 森村誠一著『敵対狼群』】
東京日本橋、大阪なんば高島屋・名古屋丸栄スカイル(2000年)
ほか出品多数
■Past Exhibitions
【One-man show】
・Tokyo Central Museum (2008)
・Mie Prefectural Museum , Shibuya Ward Syoto Museum and Ibaraki
Prefectural Tsukuba Museum (2005)
・Gallery Nichidou in Tokyo and Nagoya (1992,1993,1998,2001)
・Gallery of Nihonbashi Takashimaya in Tokyo and Maruei in Nagoya
(1983,2000)
・Gallery Mechie in Nagoya (1990,1991)
・Gallery Isseido in Tokyo (1984)
【Group Exhibitions】
・NHK Heart Exhibition (2005)
・Country Picture Association Exhibition (1966〜1971 , 1978〜2004)
・Ryouyounome-Painter of new art principle Exhibition (2000〜2005)
Etc.